当サイトでは、無償譲渡される不動産物件のことを「0円物件」と呼び、0円物件が広く活用されることで空き家問題への対策として新たな選択肢となり得ることを目指しています。
当サイトを運営する「0円都市開発」の本社物件も、無償贈与された0円物件を活用したものです。
今回は、その本社物件に関してご紹介いたします。
本件の全体スキーム(0円物件活用)

▲0円物件活用事例1|0円都市開発本社
個人から法人に対して贈与を行うと、贈与した側の個人にも税金がかかります。(国税庁サイト)
したがって本ケースでは、贈与者A氏の負担を軽減するため、代表の中村個人を受贈者とする個人間の不動産物件無償譲渡によるスキームを活用しました。
- 個人間無償譲渡の場合、贈与した(ゆずった)A氏にかかる費用負担は0円です。
- 一方物件を受贈された(ゆずられた)中村には、税負担(贈与税・不動産取得税・固定資産税)が生じますが、業績等に応じた当社からの賃料収入を見込むことで一部をカバーする考えです。
(本件の場合、受贈時に概算で70万円ほど、また年に1回6万円ほどの税負担が生じる見込みです)
また受贈された中村は、本物件の管理(維持管理・冬期間の除雪作業等)を、当地域のコミュニティ維持・活性化活動を担う「NPO法人グラウンドワーク西神楽(にしかぐら)」へ委託。
あわせて当該NPO法人も本物件にテナントとして入居することで管理委託料と相殺し、当該NPO法人の実質賃料を0円としています。
本社所在地(0円物件)概要
北海道旭川市郊外・西神楽地区の田園地帯にあり、旭川市街からも、そして青い池などで知られる美瑛町中心部からもそれぞれ車で20分のちょうど中間となる好立地にあります。
旭川空港からのアクセスも自動車で10分とよく、また「交通量の多い国道沿い」と幹線道路にも面しており、農家を中心とした地域の方々がコミュニティ活動などを行うのに適した立地となっています。
また駐車スペースもじゅうぶん確保できるため、屋外スペースは開放し、当該NPO法人と連携協力しながら、地域住民の方々等に広く活用していただきたい考えです。
動画(2分8秒) 本件に関して取り上げていただきました。
本社外観・内観および周辺景観
本社外観・内観および周辺地域の景観についてご紹介します。
【撮影:農場カメラマン 伊東隼 氏】

▲0円都市開発本社・外観

▲0円都市開発・本社外観

▲0円都市開発・本社裏外観

▲0円都市開発本社・2階リビング

▲0円都市開発本社・1階リビング

▲0円都市開発本社・2階窓から望む景観

▲0円都市開発本社・庭から本社を望む景観

▲0円都市開発本社・庭からの景観

▲0円都市開発本社・最寄駅(JR富良野線・西聖和駅)徒歩10分

▲0円都市開発本社・最寄駅(JR富良野線・西聖和駅)徒歩10分

▲本社周辺・西神楽(にしかぐら)地域の景観

▲本社周辺・西神楽(にしかぐら)地域の景観

▲本社周辺・西神楽(にしかぐら)地域の景観
地域農家などからは、当立地や本物件を活用した具体的な企画・アイデアなどの相談がすでに寄せられております。
さいごに

昭和58(1982)年7月16日撮影
今回物件を贈与したA氏夫妻(70代)は、ご子息がお2人とも首都圏にお住まいになっており今後本物件活用の予定がないことから、できるだけ早期に本物件の所有権移転を行なった上で、親戚等が多く暮らす旭川市内中心部で暮らしたい、とのご家族全員の強い要望がありました。
また以前から中村の祖父母と数十年来の親交があったこと、そして地域のために活用していただけるならぜひ譲りたいとのご厚意から、本件のマッチングが成立いたしました。
本贈与契約の締結により、A氏夫妻は本年10月を目処に、旭川市内中心部で暮らす準備を進めております。
A氏夫妻からは「ずっと懸念していたことが解消されてとてもすっきりした」と感謝のコメントをいただき、大変喜ばれておりますことをお知らせいたします。